奄美に旅行に来たものの、連日曇りや雨!ということは結構あると思います。
というのも、奄美は日照時間が短く降水量も日本一だからです。
それなので今回は、お天気が悪い時の奄美の過ごし方をご紹介します。
やったら時間を忘れて夢中になってしまう泥染め・藍染め体験などの感想、体験できるスポットを記事にしました!
雨でもOK!泥染め体験や大島紬を着てみた
奄美大島が誇る着物、大島紬は泥染めによって作られています。
奄美では、泥染めや大島紬の機織り体験、着付け体験ができる場所がたくさんあります。
雨で今日は何をしよう?と困った日に、泥染めの体験に行ったことがあるのですが、とても楽しく過ごせました!
奄美は雨の日が多い!
奄美大島に住んで思ったのは、「雨が多い!!」そして、「なんかいつも曇っている…」でした。
奄美大島は亜熱帯気候なので、年間を通して雨の多い場所です。
本土とは違って、急な雨がドバーーーーッと降って、パッと晴れたりします。
冬場は、基本的にどんよーり重い曇り空が続きます。
晴れた日の海が見たいな〜と何度思ったかわかりません(笑)。
でも、この雨のおかげで奄美の大自然があるのだと思います。
雨の日の奄美の過ごし方
我が家はちょっと降ってるな〜くらいなら、海で遊びに行ける時期であれば海水浴の準備をして出かけています。
島の天気は変わりやすく、なんだかんだ晴れて泳げます。
まあどうせ濡れるし暑いし…といった感じです。笑
今日の天気予報は雨!という日でも、行くとビーチには人がいて遊んでいました。
余談ですが、局所的なのか場所を移動すると全然降っていなかったりということもありました。
よく晴れた日に子どもを病院に連れて行っていたら、突然のスコール!
「えー!布団も洗濯物も干しっぱなし!!」と青ざめていたら、2歳の息子は「だいじょうぶよ、ママさん」となんだか落ち着いている…。
慌てて家に帰ったら、なぜか息子の言う通り、布団も洗濯物も無事ということがありました。
でも、梅雨時期など、今日はもうどうしようもなく雨!!ということもあると思います。
海水浴の時期を外して遊びに行く場合もありますよね。
そこで!!
奄美には1300年の歴史を持つ絹織物・大島紬という伝統工芸品があります。
奄美の歴史や文化に触れたり、学んでみるのも楽しいと思います。
以下、雨の日でも大丈夫なおすすめ体験スポットをご紹介します!
雨の日でもおすすめの体験
泥染め体験
泥染めは、大島紬の生産工程の一つで、奄美大島だけで行われている歴史的な天然の染色方法です。
奄美大島に自生するテーチ木と奄美でしか作られない鉄分豊富な泥を使うそうです。
泥染めは奄美でしか出来ません。
私は、家族でTシャツを染めました。
染めるものは選んだり持ち込むことも出来ます。
まず、こんな感じのが作りたい!というデザインを見本から選んで決めました。
その柄になるようにゴムヒモで括ります。
やり方は丁寧に教えてくださいますよ!
結構時間をかけて染めていきました。
1時間半くらいはかかりました。
息子は途中で飽きて、水遊びを開始しておりました…。
最後にヒモを解くと、ヒモで括った部分が染まらないで残ります。
私は綺麗な花柄をイメージしていたのですが…なんだかクモの巣みたいになってしまいました…。
夫と息子は大成功でとても気に入って大切に着ています。
全く同じものは作れないので、どんなふうに完成するかは生地を広げてからのお楽しみ!です。
作ったものはその日に持って帰れます。
色落ちしなくなるまでは他のものとは一緒に洗濯しないようにしました。
私はいつも色落ちしてもいいように、ブラウンのタオルケットや紺色のマットと洗ってます。
藍染め体験
藍染めは奄美以外でも出来る染め物ですが、青色に染めたい!という色の希望があれば、藍染めがおすすめです。
藍染めの方が染める時間は短いようです。
綺麗な色に染まってとても満足でした!
今は色が落ちて、上の濃い青の部分が水色のTシャツになっています。
洗濯していくとまた違った色合いになって素敵です。
泥染めも藍染めもはねると色が落ちませんので、汚れても良い格好がおすすめです。
友達の子のやんちゃボーイは豪快に染めて、着てた白いTシャツが大変なことになりました。笑
大島紬の着付け体験
高級絹織物の大島紬の着付け体験が出来ます。
実は着付け体験の存在は知っていましたが、着るのはそんなに興味なかったのです…。
でも友達(同じく夫の仕事の都合で移住)に「遊びに来た親と行って来たんだけどよかったよ!!」と勧められて、母が来たときに行ってみました。
着物って結構重くて暑いイメージがありませんか?
ところが…!!
初めて大島紬を着てみたところ、「フワッと軽くて涼しい…!!」と本当にびっくりしたのです。
世界三大織物!納得!!と思いました。
柄も素敵で子供用もすごーく可愛いです!
素敵な写真が残せて行ってみてとても良かったです。
奄美の文化が体験できるお店
紹介した泥染めなどが体験できる場所は何箇所かあります。
私が体験したことがある場所だけのご紹介になりますが、他にもたくさんありますよ。
私も今度は検索でよくヒットする金井工芸さんに行ってみようかと思っています!
大島紬村
私は大島紬村で、泥染めでTシャツと藍染めでエコバックを作りました。
泥田の中にザバザバ入って染めるのは、なかなか貴重な体験でした。
大島紬村は染め物の待ち時間に、大島紬の製造工程の見学ができます。
ガイドさんがついて丁寧に大島紬について解説してくださいます。
職人さんがどれだけ膨大な時間をかけて繊細な作業を繰り返して、大島紬を作っていらっしゃるかを聞いて驚きました。
また、大島紬村は敷地が広く、中が植物庭園になっています。
園内を散歩して亜熱帯植物を見ることができます。
感動したのは、奄美と徳之島にしか生息しない「ルリカケス」という瑠璃色の綺麗な鳥が見られたことです。
2回目の訪問のときに、藍染めをしていたら、バサバサっと木に鳥がとまりました。
「わ!綺麗な鳥!」と言ったら「あれはルリカケス」と教えてくださいました。
運がいいと見られるかもしれません!
キレイなお土産屋さんもあって、染め物や大島紬、オリジナルグッズが買えますよ!
所要時間・料金
泥染め・藍染め(選ぶ素材によって料金が異なります)
- 所要時間1時間半〜2時間
- ハンカチ小1200円 大1700円
- Tシャツ90−130センチ 2000円
- Tシャツ140−160センチ・S・M 2500円
- TシャツL・XL・XXL 3000円
機織り体験
- 所要時間1時間(要予約)
- 1000円(織ったものをシュシュにするとプラス500円30分)
着付け体験
- 所要時間30分から1時間(要予約)
4000円
大島紬村
- クレジット決済 利用可
- 駐車場 20台
- 営業時間 9:00〜17:00(体験受付は15時まで)
- 年中無休
肥後染色 夢しぼり
肥後染色では、私は藍染め、友人は泥染めをしました。
今回は、家族4人分のお揃いTシャツを作りました。
青空をイメージして作りたいと思っていましたが、染まる面積を多くしすぎました〜。
でもこれはこれで素敵だったので、満足です!
今度はもっと白の面積を増やして作ろうと思います。
こちらで作ったTシャツは色落ちしにくいなという印象です。
泥染めも藍染めも基本色落ちするものなのでお洗濯の際は注意してくださいね!
所要時間・料金
所要時間 2〜3時間
体験できる時間
- 午前の部 9:30、10:00
- 午後の部 13:30、14:00
泥染め・藍染め体験料金
- 大人¥3.300
- 小人(小学生~中学生)¥1.650
肥後染色 夢しぼり
- 営業時間 9:00〜18:00(体験受付16時まで)
- 定休日 日曜
- 駐車場 5台
- クレジット決済 販売のみ可
※ 前日までの予約で日曜も泥染め体験可
夢おりの郷
夢おりの郷では、着付け体験をしました。
水車やお庭があるので、写真撮影にもよかったです。
長男はおもちゃの刀を貸していただいてテンションアップ!!
池の鯉を興味津々で眺めていました。
夢おりの郷は、奄美に行ったら絶対に通る道沿いにあるので、わかりやすいと思います。
色々体験出来るのでメニューによっては二つくらい出来そうだな〜と思いました。
夢おりの郷は出来る体験内容が豊富です!
所要時間・料金
- 泥染め・藍染め Tシャツ3080円 ハンカチ1540円 1時間〜
- 機織り 1980円〜 90分〜
- 美玉作り 1540円〜 60分〜
- 着付け体験 1980円 30分〜60分
- ゼリーキャンドル 1210円〜 30分〜
- 美砂・美貝体験 1540円〜 30分(砂絵、写真立て等が作れます)
夢おりの郷
- 営業時間 9:30〜17:00
- 定休日 木曜
- 駐車場 15台
- クレジット決済 利用可
- ネット予約可
まとめ:雨の日も奄美を楽しもう!
以上、雨の日や冬場でも楽しめる体験はいかがだったでしょうか。
大体半日くらいを予定しておいたらいいと思います。
我が家は、夏場のパジャマにお揃いで藍染めを着ています。笑
思い出の詰まったとても良いお土産ができてオススメです!
事前に必ず予約の電話をしてくださいね!
コメント
コメント一覧 (2件)
奄美大島の穏やかな生活と豊かな自然がいいですね。一度も行ったことないので行ってみたいです。
コメントありがとうございます!奄美は海の美しいとても良いところなので、機会があったらぜひお出掛けください!